政府は、海上自衛隊の護衛艦「いずも」を
空母に改修するという。
もともと「ヘリ搭載型護衛艦」で、
ものすごく広い甲板が特徴だった。
ほとんど空母じゃないかといわれていた
“欺瞞の産物”だけど、
いよいよ名実ともに「空母」になるのか。
空母と聞くと、私はどうしても
空母対決となった珊瑚海海戦や、
日本が空母4隻を失う大敗を喫した
ミッドウェー海戦を思い出してしまう。
「戦力の不保持」を掲げる憲法9条下の日本で、
物理的には珊瑚海海戦が生起する可能性が高まるのだから、
全く笑えないブラックジョークだ。
政府は、「攻撃型空母」は保有できないとする見解は維持し、
離島防衛用の補給拠点など“防御目的”で活用するという。
なんという言葉のまやかし。
「いやあ、それなら安心ね」と思うとでも?
こういうのを「なし崩し的」というのではないのか。
いくらシビリアンコントロールしたところで、
そのシビリアンが暴走していたら何の意味もない!